春のオイル交換を実施しました。手順付き

やはり今日も風が強い北の大地です。MVFR 16ktくらいでした。

連休です。連休。
昨日に引き続き、今日はオイル交換をしようと思います。
前回の走行から2700キロでの交換になります。
最近は通勤に自家用車を使わなくなったので距離が伸びません。
3000キロ以内での交換サイクルなので丁度いいですね。


オイルとオイルフィルターの交換に必要なものは以下のもの。
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①ジャッキまたはスロープ
②リジッドラック(通称ウマ・以下ウマ)
③廃油受け皿(BBQの使用済みのアミ付き)
④パーツクリーナー(ブレーキクリーナー)
⑤ウエス数枚
⑥エンジンオイル
⑦ドレーンプラグガスケット(銅ワッシャー・以下コックパッキンorコックP/K)
⑧オイルフィルター(純正部品か純正部品相当を推奨・理由は後述)
⑨工具
・メガネレンチ(画像内ではコンビネーションレンチ)
・ストレートメガネレンチorラチェットレンチ
・ボックスレンチ(ラチェットレンチとソケット)
・オイルフィルターカップレンチ

今回は完全冷間状態でエンジン未始動なので、オイルパンにオイルが完全に下がった状態でのオイル交換になります。
暖気してからの方がオイルの出は良いですがお好みでどうぞ(やけどに注意!)。


初めにオイルフィラーキャップを外してそのままちょこんと置いてからオイルレベルゲージを適当に引き抜いておきます。
こうすることによって、別の作業をしながらオイル交換をする際のオイルの入れ忘れが防止できます。
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車両をジャッキアップまたはスロープに載せます。
ジャッキアップしている場合はウマを掛けます。
ウマの使い方ですが足の向きが揃わないようにバラバラに設置することが重要です。
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万が一の転倒事故防止のためにバラバラの向きに設置が必要です。
同じ向きに設置してしまうと左右の応力に差が出てしまい、画像の悪い例で言えば右からの応力に弱く、左に転倒しやすい状態になります。
4輪かける場合も同様に、隣り合うウマの向きは揃えないように設置しましょう。

ジャッキを少し(全部下げない)だけ下げてウマに車両が乗っかったら、ウマの足をハンマーで叩いて「足の浮き」や「ぐらつき」などがないかを叩いて確認して問題がなければジャッキを降ろしましょう(降ろさずに3点支持でもOK)。


次はオイルの受け皿を設置してからドレーンプラグを緩めます(まだ外しません)。
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緩めたドレーンプラグを再度締め付け、また緩めるとオイルパン側に張り付いていたドレーンプラグガスケットが剥離しますので、後から外す手間が省けます。
どうしても外れない場合は諦めて後から外しましょう。
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これはトヨタや供給元が同じメーカーのドレーンプラグガスケットタイプに有効な手法で、銅ワッシャータイプではこの手法は有効ではありませんのでご注意を。


ドレーンプラグの外し方にはコツがあります。
毎回、手にオイルがビチャ~とかかってしまう方は必見です。



外れたドレーンプラグからドレーンプラグガスケットを外して、パーツクリーナで洗浄してから新しいドレーンプラグガスケットを装着して準備しておきましょう(取り付けの直前でも構いません)。


ここでひとネタですが、オイル交換をするたびに余るオイルが毎回出ます。
このオイルを注入して更に古いオイルを押し出します。
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3Lくらい余りがありました。
シリンダーヘッドとオイルジャケットの一部を通り、オイルパンの出切らずに溜まって(赤丸)いるオイルを押し出します。
体のいいオイルの処分方法と言ったところでしょうか。
この工程は特に必要ではありませんので、スキップして次の工程でOKです。


オイルを抜きつつ、次はオイルフィルターを外します。
この車の場合はアンダーカバーの一部がサービスホールになっているので、その部分(赤丸の部分)を外してオイルフィルターにアクセスできるようにします。
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この時に10ミリのボックスレンチを使っていますが、ラチェットレンチと10ミリのソケットでもいいです。
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いよいよオイルフィルターを外すのですが、その前に仕組みから見てみましょう。
左図のようにフィルター上部は多角形状になっており、オイルフィルターカップレンチがピッタリと勘合する形状になっています。
右図のようにメガネレンチやラチェットレンチで緩めたり締めたい出来る構造ですが、注意として、狭い場所で作業する車種の場合は、オイルフィルターカップレンチが斜めに掛かってしまっていたりして緩めようとした際にオイルフィルターの頭をナメてしまう場合がありますので、オイルフィルターカップレンチは真っすぐ奥まできちんと噛ませることが肝要です。
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オイルが出きってきたようなのでドレーンプラグガスケットを取り付けます。
オイルが線上に垂れていますが、これがポタポタと滴下するようになればドレーンを取り付ける一つの目安になります。
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適切なトルクで締め付けたらパーツクリーナーとウエスできれいにしておきましょう。
清掃することで、万が一の滲みや漏れの発見が早くなりますので。
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アルミ製のオイルパンを使っている車種は適切なトルク管理をしないと、オーバートルクでの締め付けによってオイルパン側のネジを潰してしまうので超超超!注意が必要です(重要)
そうなってしまうとオイルパンの交換になってしまうので、多額の出費になってしまいます。


オイルフィルターを外していきます。
この車種の場合はこんな感じの作業空間になり、ストレートタイプのメガネレンチがジャストフィットです。
車種によって組み合わせは様々ですので、研究してみてください。
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オイルフィルターを緩める(外す)と、大抵の場合はオイルフィルター内に残存しているオイルが垂れてきますので、適切な箇所にオイルの受け皿を準備する必要があります。
この車の場合は写真の穴の部からオイルが出るように設計されています。
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今回はエンジン未始動なので、オイルが完全に下がっておりオイルが垂れてくることはありませんでした。
なので、エンジン未始動での交換に至ったわけですね。


オイルフィルターが外れましたので注意事項です。
オイルフィルターにパッキンが付いているのが分かりますでしょうか?
黒いゴムのOリングです。
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後述の部分になりますが、安いオイルフィルターはこのパッキンがシリンダーブロック側に張り付いて残ることがあり、そのことに気づかずに新しいオイルフィルターを取り付け、油圧のかかる走行中などにオイルが噴き出すというヒューマンエラーが度々散見されます。
エンジンルームから煙が上がるまでには時間がかかるので「焦げ臭い?なんか変だぞ?・・・」と思いつつ「エンジンから煙が出てるぞ!」と気づくころにはオイルの量が少なくなっておりエンジンブローするケースが結構あります(特にボンネットのない1BOX)。
メーターの油圧警告灯にいち早く気づければ大事には至らないと思いますが、なかなか気づかなかったりします。
警告灯が点灯していることに気づいたら即刻エンジンを停止して最寄りのサービスショップへレッカーしてもらいましょう。

話が長くなりましたが重要なのでさらに記載します。
メーカー純正品、トヨタならトヨタ純正かトヨタモビリティーパーツ製のタクティ(ドライブジョイ)を使用していればパッキンが残るといったトラブルからは解放されますし、そのように設計されています。

清掃ついでにシリンダーブロック側も目視で確認しておくと安心ですね。
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次の工程は新品のオイルフィルターの取り付けですが、ここに刮目です。
メーカー製品やそれに準じている製品は、すでにパッキン部にグリスが塗布されているというありがたさです。
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ラバーグリスと言ってゴム部品を長寿命化させるグリスが塗布されていますので、製造年月日を気にする必要がありません。
安いオイルフィルターの場合、このパッキンにエンジンオイルを塗布する必要があります。
塗布と言っても指でエンジンオイルを塗ってあげれば大丈夫です。
回転の悪いショップで購入した安いオイルフィルターはパッキンが劣化してクラック(亀裂)が入っていることもあるようですので、取り付け前には十分に確認することが大事なポイントになります。


あとは、取り外しの逆の手順で組み付けます。
オイルフィルターの締め付けトルクってどのくらい?
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参考までに記載されています。
ゴムパッキンが付くのでトルク管理できないのでこのような表記になります。
ぶっちゃけると、こんなに締めたことはないかも知れません。
トルクレンチならぬ手ルクレンチ化していますので。

上記が終わったら、パーツクリーナーとウエスで清掃して取り付けは完了です。
ウエスで拭くことが難しい場合がほとんどだと思いますので、パーツクリーナーに付属のノズルを付けて噴射しまくって清掃するのがいいかと思います。
上記の画像の穴の部分からオイルやらパーツクリーナーの液やらが出てきますので、ウエスで拭って乾燥させれば終了ですね。



パーツクリーナーの注意事項ですが、超可燃性です。
タバコを吸いながら、暑いエンジンに直接噴射などすると引火します。
すぐに火が点きますので危険物の取扱には十分な安全管理と知識が必要です。



アンダーカバーを取り付けて下回りは終了となりますが、ドレーンプラグとオイルフィルターの締め付けを再度、確認しましてからカバーを取り付けて下回りの作業は完了です。
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仕上げ工程のオイルの注入です。
正確にオイルを注入するために、車両を平らな地面と水平にする必要があるので、ウマを外して車体を水平になるようにセットします。
下図の場合、水切り勾配があるので、ジャッキで水平を出しています。
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エンジン+オイルフィルター分のオイルを注入しましょう。
例)エンジンオイル 4.0L(4.2L)
メンテナンスノートなどにはこのように記載されていることが主ですが、これはエンジンオイルのみを交換した場合の注油量は4.0Lで、オイルフィルターを交換した場合の注油量は4.2Lですよということになります。

とはいうものの、エンジンオイルが完全に抜けるわけではありませんし、堆積物の容積分も考慮しなくていけないので、基準の目安と読み解くといいと思います。

上記の例での手順は、4.0L(3.5Lでもお好み)を注油してからレベルゲージでF~L間にオイルがあることを確認して、オイルフィラーキャップを締めてからエンジンを始動。
10秒~15秒程度でエンジンを止めてからレベルゲージを確認して(厳密には5分待ってから)不足分の0.2を目安に追加注油するという手順になります。  
実際量はレベルゲージを見ながら現物調整になります。


基本的にはレベルゲージのFに合わせておくことをお勧めします。
エンジンは正常でもエンジンオイルを消費しますのでFに合わせておくことで、どのくらいの走行距離でどのくらいのオイルを消費したかが計算できますし、エンジンオイルがひどく滲んでいたり漏れていたりと言った不具合をオイルレベルだけで察知することができるからです。
最近の車は減速時に自動的にエンジンブレーキを掛ける制御がなされています。
エンジンブレーキは最もオイルを消費する動作になりますので、エンジンオイルを消費する要因の1つです。


エンジンオイル交換の基礎知識としてもう1つ。
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FとLの中間にオイルがあればFまで約0.5L程度入ります。
つまり、F~Lは1Lを示している場合が多いです。

例えば、トヨタ自動車ではエンジンオイルとオイルフィルターの交換サイクルは15000km毎(シビアコンディションは75000km毎)に実施するようにメンテナンスノートに記載があります。
にもかかわらず10000kmの走行でレベルゲージのL以下までオイルが減っているとしたら、エンジンオイルの消費が大きい、または漏れている可能性があると判断できますよね。
身元が不明な中古車や過走行車は基準の範囲外ですけど。
実際にオイル消費での延長保証のかかったACR55のオイル消費の基準はこのくらいだったと記憶しています。


話が長くなりましたが、あと3工程です。
オイルの注入が完了したらオイルフィラーキャップを締めて、レベルゲージを確実に差したらオイル交換は完成です。

左が交換前で右が交換後
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残りの2工程は完全にジャッキダウンさせたときに、アッパーボールジョイントやロアボールジョイントにはタイヤのグリップ力によって負荷がかかっているので、少し前進か後退かさせてあげる必要があります。
上図のようにアスファルトで作業している場合は必要不可欠です。

下図のように車をジャッキアップさせると、タイヤの下側は内側へ向かって角度が付きます。
このまま接地させるとタイヤのグリップ力が強いため、内側への応力がかかったっままの接地になるので、少しだけ前・後進することでこれを解消させるのが目的です(分かりやすくするために、図解は極端に書いており、キャンバーなども無視しています)。
30.jpg



最後の3工程目はオイルタグの記入です。
次回の交換時期と距離を記入しておきましょう。
32.jpg
MOPナビですがこちらではオイルメンテを管理していません。
理由は分かる人なら分かると負いますがSPDがカ○トされているからです。
分かる人は分かりますよね?ね?


以上、お疲れさまでした。




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